取扱業の配車経験20年、水屋で起業した経験をもつ当社代表が、ライバルには絶対に教えたくない最強配車ノウハウをブログ読者にだけほんの少し教えます。
もう一つのブログカテゴリー「配車指南書シリーズ」では配車に携わる者としての心意気を綴りましたが、当シリーズでは配車についてより技術的なことを説明します。
その1では導入部分として配車売上を伸ばしたいのにどうして上手くいかないのか、について答えます。
1 - 売上の悩み
経営者側から見ても、実際に働いている配車担当者から見ても、売上が伸びないというのは非常に悩ましい問題です。
運送会社の目標は運賃収入を増やし、少しでも会社を大きくしていくことだったり、安定経営をしていくことだと思います。また配車する配車担当者も同様、売上は少ないよりも多いほうが良いのではないでしょうか?
2 - 売上(運賃収入)が伸びない理由
売上が伸びないときってどんな感じなのでしょう?
とりあえず私が思いつく限りあげていきます。
荷主の受注が減少している
配車に起因する欠車(トラックを回せないこと)が増えている
営業が新規案件をとっても続かない
新人配車担当者が育たない
1人の配車担当者に依存している
荷主の受注は景気に左右されます。
だからといって「仕方がない」では済まされませんが、対策を立てにくい要因であることは間違いありません。
逆にだからこそ、受注が減少しているときに、次の項目にある欠車をしてはいけません。
当然のことですが、欠車すると荷主の信用が損なわれます。
そして新規案件が続かないのも、営業内容と配車がうまくかみ合わないからです。
そもそも、きちんと配車できる新人が育つ環境になっていますか?
1人の配車担当者に頼り切っていて、その人に逃げられたら終わり、なんてことになっていませんか?
売上が伸びない理由と配車の関係はこんなにもあります。
3 - 売上を増やす方法
売上を増やすことが何故できないのか?
この目標と現実のギャップが埋まらない理由を挙げてみます。
新規受注のチャンスを配車で潰している
売上を伸ばす方法が間違っている
運送業にとって配車業務は1+1を2にも3にも変えることができる要素の一つです。
「10台トラックを保有している会社が自車10台が運ぶ荷物だけ集めて終わり」ではそれ以上の成長を望めませんが「傭車に頼むことができる配車担当者が常に10台以上の荷物を集め続ける会社」だと「自車を増やそうか」「営業所を増やそうか」と次の展開を考えることができるようになります。
売上は営業による新規受注と配車が相乗効果によって増え、その先に会社の成長がまっているのです。
まとめ
この記事では、なぜ運送会社の売上増に配車が必要なのかを説明しました。次回からはどんな配車をすれば良いのかについて説明していきます。
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